『家族と親しい友人だけのアットホームな結婚式にしたい』
『小規模な結婚式にして、費用を抑えたい』
『事情があり、少人数での結婚式しかできない』
など理由は様々ですが、
この記事では、30名規模の結婚式を挙げる場合の費用相場や、
30名以下の小規模結婚式を検討しているけど不安がある人、
30名で見積もりを出してもらったけれど、金額が妥当なのか知りたい人に是非呼んでもらいたい内容になってます。
少人数結婚式と一般的な結婚式との違い
30名以下の結婚式は少人数結婚式と呼ばれたりもしますが、
一般的な結婚式との違いはゲストの人数だけではありません。
少人数だからこそできる結婚式のスタイルや、
ゲスト人数が少ないことによるメリットやデメリットなど、
少人数結婚式の特徴を解説していきます。
少人数結婚式って何名?
少人数結婚式や小規模結婚式と呼ばれるのは、一般的にゲスト人数が30名以下の結婚式の場合です。
披露宴に招待するゲストの平均人数が60~70名なので、少人数結婚式は大体その半分ほどです。
少人数結婚式のメリット、デメリット
メリット①費用が安い
少人数ウェディングのメリットの一つは、費用が安くなることです。
基本的に、結婚式・披露宴に招待するゲストの人数が多いと費用総額は高くなり、
人数が少ないと費用総額は安くなります。
用意する料理や飲み物、引出物やペーパーアイテムなどの個数が
ゲスト人数によって変動するからです。
例えば、
料理15000円、フリードリンク5000円、
引出物や引菓子5000円、ペーパーアイテム1000円で手配する場合、
ゲスト一人につき26000円かかり、
人数が10名増えると26万円増えることになりますよね。
細かく計算していくと、引出物は人数分ではなく世帯数分だったり、
テーブル数で卓上装花の数が変わったりするので、もう少し複雑な計算になりますが、
基本的にはゲスト人数が多いと費用は高くなり、少ないと費用は安くなります。
メリット②準備が簡単
このように、ゲスト人数が少ないと準備にかかる時間も比較的短くなります。
メリット③一人ひとりに細やかなおもてなしができる
ゲスト人数が少ないと、準備段階だけでなく結婚式当日もゲスト一人ひとりに細やかな気遣いができます。
例えば料理やドリンクについて、
「年配のゲストにはお箸を用意しよう。」とか、
「お酒好きなゲストが多いから、色々な種類のお酒を用意しておきたい。」など
ゲストに合わせた内容に変更することも可能です。
また人数が少ないことで、ゲスト一人ひとりと過ごせる時間が長くなり、
ほとんどのゲストと写真を撮ったり話をしたりすることができます。
デメリット①人数が少ない分寂しく感じることも
少人数結婚式のデメリットは、場合によっては寂しく感じてしまうことです。
もし会場選びの時に、人数に合っていない広すぎる会場を選んでしまうと、ガランとして寂しい印象になってしまうでしょう。
また、少人数結婚式の場合、演出を控えめにすることが多いですが、少なすぎると盛り上がりに欠けると感じられることもあります。
人数に合った会場を選び、プロフィール映像やケーキカットなど、結婚式らしい演出もいくつか組み込むといいですよ。
プロフィール映像の自作を考えている方は、作り始める前にこちらの記事もご覧ください。
知らないと失敗する!結婚式ムービー自作の14個の注意点 | Wedding Hucks (naomiyuweddinghacks.com)
30人の結婚式費用相場
結婚式の費用に関しては地域によって差があり一概には言えませんが、
結婚式費用の内訳と相場
まず結婚式にかかる費用の内訳をみていきましょう。
ここでは、大きく次の4項目に分けて紹介していきます。
A.挙式に関連する費用
B.衣裳・着付けに関連する費用
C.撮影に関する費用
D.披露宴に関連する費用
価格については、私が以前働いていたゲストハウスを参考に設定していますが、
ホテルやゲストハウス、レストランなど、会場によって若干の差はあります。
では、細かく見ていきましょう。
A.挙式に関連する費用
挙式に関連する費用には、次のようなものがあります。
挙式料(キリスト教式) | ¥200,000 |
会場使用料 | ¥100,000 |
合計 | ¥300,000 |
挙式料は挙式スタイルによって異なります。
人前式では10万円、
神前式だと15万円ほどです。
※それぞれ、教会や神社ではなくホテルやゲストハウスで行った場合の価格です。
B.衣裳・着付けに関連する費用
新郎新婦の衣裳や着付け・ヘアメイクは、洋装と和装で金額が変わってきます。
新郎衣裳(タキシード) | ¥100,000 |
新婦衣裳(ウェディングドレス) | ¥250,000 |
衣裳小物 | ¥50,000 |
新郎ヘアセット | ¥5,000 |
新婦ヘアメイク・アテンド※ | ¥50,000 |
ブーケ | ¥30,000 |
ブートニア | ¥3,000 |
合計 | ¥488,000 |
※アテンドとは介添のことです。移動の時や立ったり座ったりする際に、新婦の衣裳のフォローをします。
古くからあるホテルでは介添専門のスタッフが付くこともありますが、
現在ではヘアメイクスタッフの一人が挙式や披露宴中もアテンドを行うことが多いです。
和装の場合
新郎衣裳(紋付) | ¥150,000 |
新婦衣裳(色打掛) | ¥250,000 |
衣裳小物 | ¥30,000 |
新郎着付け | ¥15,000 |
新郎ヘアセット | ¥5,000 |
新婦着付け | ¥30,000 |
新婦ヘアメイク(洋髪)・アテンド | ¥50,000 |
合計 | ¥530,000 |
新婦衣装は、白無垢や引き振袖にした場合は15万円ほどです。
C.撮影に関する費用
当日の写真撮影に関する費用です。
記念写真撮影 | ¥15,000 |
スナップ写真撮影 | ¥100,000 |
合計 | ¥115,000 |
記念写真とは、親族集合写真や新郎新婦の記念写真など、ポーズを決めて撮影する六つ切りや四つ切の写真のことです。スタジオ写真や、ポーズ写真とも呼ばれます。
一方スナップ写真とは、ヘアメイクの様子から挙式・披露宴まで、当日の色々な場面をカメラマンが次々にカメラに収めていく写真のことです。
D.披露宴に関連する費用
披露宴に関する費用には、料理やドリンクなど人数によって金額が変わってくるものがあります。
ここでは、30名の場合で計算しています。
項目 | 単価 | 数量 | 金額 | 備考 |
料理 | ¥15,000 | 30 | ¥450,000 | |
フリードリンク | ¥4,000 | 30 | ¥120,000 | |
ケーキ | ¥1,000 | 30 | ¥30,000 | |
メインテーブル装花 | ¥50,000 | 1 | ¥50,000 | |
ゲストテーブル装花 | ¥5,000 | 5 | ¥25,000 | 6名掛テーブル |
招待状 | ¥500 | 21 | ¥10,500 | 世帯1部 |
席次表 | ¥700 | 30 | ¥21,000 | |
席札 | ¥200 | 30 | ¥6,000 | |
引出物 | ¥5,000 | 21 | ¥105,000 | 世帯個数 |
引菓子 | ¥1,000 | 21 | ¥21,000 | 世帯個数 |
引出物袋 | ¥300 | 21 | ¥6,300 | 世帯個数 |
司会者 | ¥50,000 | 1 | ¥50,000 | |
音響照明費 | ¥50,000 | 1 | ¥50,000 | |
会場・控室使用料 | ¥150,000 | 1 | ¥150,000 | |
合計 | ¥1,094,800 |
ここまで見て、「少人数でも結構お金かかるなぁ~」と思った方もいるでしょう。
でもご安心ください!
会場によっては、いくつかの項目をまとめてパッケージプランとして安く販売しているんです。
内容やクオリティは変わらず費用を安く抑えられるので、とってもお得ですよ。
お得なパッケージプランのある会場を探すには、プロに相談するのが一番スムーズです。
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形式ごとの費用相場
少人数結婚式の場合、挙式と披露宴を行うスタンダードな結婚式以外にも、
披露宴ではなく食事会にしたり、挙式のみ行うというプランも可能です。
先ほどの各項目の費用を参考に、少人数結婚式の費用を見ていきましょう。
挙式+披露宴の場合
挙式と披露宴を行う、スタンダードな結婚式の場合、
上記のA・B・C・Dすべての費用がかかります。
洋装の場合で計算してみると以下のようになります。
A.挙式に関する費用 | 30万円 |
B.衣裳・着付けに関連する費用(洋装) | 48.8万円 |
C.撮影に関する費用 | 11.5万円 |
D.披露宴に関連する費用(30名) | 109.4万円 |
合計 | 199.7万円 |
このように、挙式と披露宴を行った場合、30名で約200万円弱が必要になります。
もちろん、プロのカメラマンによる写真撮影が必要なければ、
Cの撮影に関する費用11.5万円はカットできますよ。
挙式+食事会の場合
披露宴ではなく、少人数の場合は食事会にすることもあります。
披露宴と食事会の違いは、簡単に言うと演出の有無です。
食事会の場合、ケーキカットなどの演出を行いませんし、
新郎新婦が入場する時も音楽や照明に合わせて演出することもありません。
新郎新婦とゲストが近い位置で食事と会話を楽しむ、というのが食事会です。
その為、進行する司会者も不要です。
費用としては、D.披露宴に関する費用の一部が不要になり、以下のような計算になります。
A.挙式に関する費用 | 30万円 |
B.衣裳・着付けに関連する費用(洋装) | 48.8万円 |
C.撮影に関する費用 | 11.5万円 |
D.披露宴に関連する費用(30名) | 109.4万円 |
【不要】ケーキ | -3万円 |
【不要】司会者 | -5万円 |
【不要】音響照明費 | -5万円 |
合計 | 186.7万円 |
挙式と30名の食事会を行う場合、約186万円必要になります。
もちろん、プロカメラマンによる写真撮影が不要であればカットできますし、
人数によっては招待状や席次表を作らないこともあります。
食事会の場合はテーブル装花のボリュームを抑えてもいいですし、ほかにも節約できるポイントはありますよ。
挙式のみの場合
挙式のみを行う場合は、以下の費用が必要です。
A.挙式に関する費用 | 30万円 |
B.衣裳・着付けに関連する費用(洋装) | 48.8万円 |
C.撮影に関する費用 | 11.5万円 |
合計 | 90.3万円 |
このように、挙式だけなら、100万円弱で行うことができます。
ただし、会場によっては挙式のみでは受け付けてもらえないこともあります。
挙式のみのプランを考えている場合は、少人数専用の会場を選ぶと間違いないです。
少人数だから節約できる点
少人数ウェディングだからこそ節約しやすい点、
装花
ペーパーアイテム
演出を控えめにする
少人数だからこそお金をかけたい点
逆に、少人数だからこそお金をかけたほうがいいこともあります。
お金をかけてグレードアップしたほうが良いおすすめのポイントを紹介します。
料理や飲み物
人数を絞って大切な人だけを招待するからこそ、お料理にはこだわりたいという人が多いです。
会場探しの際には、見学や相談会だけでなく試食会にも参加して、料理のおいしい会場を選びましょう。
また、ほとんどの会場では、実際のお料理も試食してコースを選びます。
親族中心の披露宴の場合は特に、親御さんと一緒に試食会に参加して意見を聞くといいですよ。
少人数結婚式の場合、お料理も内容も参列するゲストに合わせやすいです。
例えば、若い女性や子供が多い場合はデザートビュッフェを取り入れると盛り上がりますし、
お酒好きなゲストが多ければ、アルコールの種類や銘柄も豊富に準備しておくと喜ばれるでしょう。
お肉のフランベショーなど、演出も兼ねたオプション料理のある会場もあります。
お料理は、ゲストにとってその結婚式の満足度に直結します。
小規模の結婚式で派手な装飾や演出はしないからこそ、ゲストへのおもてなし部分を重視することをお勧めします。
引出物
30人の結婚式でもらえるご祝儀相場
しかしご祝儀は、新郎新婦との間柄によって包まれる額が変わってきます。
特に少人数結婚式の場合、親族が大半を占めることが多いため上記の目安よりもご祝儀総額が多くなる可能性が高いです。
・上司:4万3,000円
・親族:7万円
・恩師:3万9,000円
少人数結婚式を成功させるコツ
最後に、少人数ウェディングを成功させるためのポイントをいくつか紹介します。
人数に合った会場を選ぶ
広すぎる会場だと、スペースが空きすぎて寂しく感じられてしまいます。
会場選びをする前に、ゲストのリストアップをして大まかな人数を把握しておき、
人数にあった会場を選びましょう。
少人数専門の結婚式場だったら、30名以下の小規模結婚式に合った広さの会場が選べますよ。
無理に盛り上げようとしない
「ゲストの人数が少ないから、披露宴が寂しくなってしまうかな?」と心配になるかもしれませんが、無理に盛り上げようとする必要はありません!
クイズ大会やゲーム大会など全員参加のゲームなどで盛り上げようとしても、ゲストによっては負担に思われることもあります。
参加型の演出よりも、プロフィールムービーやケーキカットのような、見てもらうタイプの演出の方が、どの年代の方にも楽しんでいただけるのでおすすめです。
演出ばかりのあわただしい披露宴よりも、ゆっくりとおいしいお食事や会話を楽しむような披露宴のほうが、ゲストには喜んでもらえますよ。
ゲストへの気遣い
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