これから結婚式準備を始める方にとって、一番気になるのはお金のことではないでしょうか。
結婚式=お金がかかるというイメージはあるものの、
実際いくらぐらいかかるのか、あまりピンとこない方も多いと思います。
この記事では、結婚式の規模として一般的な60名規模の結婚式を挙げた場合の、
挙式・披露宴総額の相場、
いただけるご祝儀総額の目安、
自己負担額はどれぐらいになるのか、
さらに、挙式・披露宴費用を抑えるコツを紹介していきます。
結婚式の招待人数の相場
まず、結婚式にゲストを何人ぐらい招待するカップルが多いのか、みていきましょう。
リクルートブライダル総研の調査によれば、
結婚式に招待するゲスト人数で一番多いのは、60-70名で15.5%。
次が40-50名で12.8%。
その次が50-60名で12.6%になっています。
(ゼクシイトレンド調査2022より)
つまり、結婚式を挙げたカップルの約40%が、
ゲスト50名-70名規模の挙式披露宴を行っているようです。
では、ゲスト60名で結婚式を行った場合、
総額費用はいくらぐらいになるのか説明していきます。
60人結婚式費用の相場
挙式と披露宴にかかる費用総額は、
5~6万円×ゲスト人数 で計算すると、大体の相場が出せます。
例えば、ゲスト60名なら、
挙式・披露宴にかかる費用は300万円~360万円ぐらいということです。
もちろん相場ですので、選ぶ会場や披露宴の演出・料理内容などによって、
これより高くなることも安くなることもあります。
ご祝儀相場
では、ゲスト60名の結婚式を行った場合、
ご祝儀はいくらぐらいあつまるのでしょうか。
ご祝儀は、新郎新婦との間柄によって包む額を変える方が多いため、
友人を多く呼ぶのか、親族を多く招待するのかによって、その総額は変わります。
■友人・同僚…3万円
■上司…4.4万円
■親族…7.9万円
(ゼクシィトレンド調査2022より)
また、ご夫婦や家族で参列される場合は、
家族人数分を少し上乗せして包まれる方が多いです。
その為、一律で一人いくらと計算することはできませんが、
ある程度の見当をつけるには、1人当たり3万円として計算するとよいです。
ゲスト60名の場合、いただけるご祝儀の総額は、
3万円×60名=180万円となります。
上司や親族など、目上の方を多く招待する場合、
いただけるご祝儀の額はもう少し増えると予想されます。
自己負担額相場
ここまで見てきた相場から計算すると、
ゲスト60名で挙式・披露宴を行った場合
挙式・披露宴総額360万円-ご祝儀総額180万円=180万円
差引額の180万円程度が、新郎新婦の自己負担額となります。
また、家庭によっては親や祖父母から援助を受けることもあります。
ゼクシイトレンド調査によれば、
結婚式を挙げたカップルの2組に1組が、親や祖父母から援助を受けており、
100万円~200万円の援助を受けるカップルが多いようです。
ご祝儀と親族からの援助を合わせると、
場合によっては新郎新婦の自己負担額が0円になることもあるようです。
支払いの方法
支払いの回数
会場によって支払い回数は異なりますが、
多くの会場が取り入れているのが、
1.申込金
2.中間金
3.最終決済
の3回に分けて支払う方法です。
申し込みの際に、申込金として5万円~20万円の内金、
結婚式当日の2ヵ月~3ヶ月前に、中間金として30万円~見積総額の半額の内金、
そして結婚式の1週間前~2週間前に、見積総額からそれまでの内金を差し引いた残額
を入金するという流れです。
支払いの額やタイミングは会場によって少し違うこともありますが、
2,3回の内金支払いがある会場がほとんどです。
支払い方法とタイミング
前払い
結婚式・披露宴費用の支払い方法として一般的なのは、前払いで銀行振込。
この場合、ご祝儀を支払いに充てることができないので、手元に資金を用意しておく必要があります。
クレジットカード払いOKの会場なら、カード会社の引落し日までに現金を用意できればいいので、ご祝儀を支払いに充てることができます。
しかし高額な支払いになるので、必要に応じてにカードの上限額を引き上げておきましょう。
当日払い
結婚式当日、披露宴がお開きになった後に、現金で精算することができる会場もあります。
当日いただいたご祝儀を支払いに充てることができるため、
手元の資金が少なくても支払いができることが大きなメリット。
しかし、結婚式終了後、その場でご祝儀を開けて計算するのは、バタバタと慌ただしくなってしまいます。
披露宴後に二次会などの予定を控えている場合、親族にお願いしておくのが良いでしょう。
また、予定よりご祝儀の額が少なかった場合のことも考えておく必要があります。
後払い
結婚式の翌日以降に銀行振込で支払いすることができる会場もあります。
いただいたご祝儀で支払いができるため、自己資金に不安があるカップルにはありがたい方法ですね。
当日払いと違うのは、時間に余裕があるので、一つ一つご祝儀を確認しながら開封して計算ができることです。
しかしこちらも、予定よりご祝儀が少なかった場合のことは、ちゃんと考えておきましょう。
当日払い・後払いは交渉が必要
もし、当日払いや後払いを考えているなら、会場と契約をする前に担当者に確認・相談しておきましょう。
というのも、基本的には前払いしか受け付けていない会場がほとんどだからです。
当日払いや後日払いが対応可能な会場もありますが、大々的に公表している訳ではありません。
会場からすれば、後払いや当日払いは未入金のリスクがあるため、できれば前払いで回収しておきたいところ。
その為、当日払い・後払いを希望する場合は、担当者に交渉が必要になってきます。
会場との契約前であれば、会場側も多少譲ってでも契約を取りたいため、後払いの交渉がしやすくなりますよ。
ブライダルローン
銀行のカードローンやフリーローンを利用して支払う方もいます。
また、会場によっては提携のブライダル専用ローンがある場合もあります。
ローンは、自己資金に余裕がなくても支払いができるのがメリットですが、
利子が発生する、審査が通るまでに時間がかかる、審査が厳しいなどのデメリットもあります。
費用を抑えるコツ
結婚式にかかる費用の大体の相場が分かり、「考えていた予算では足りないかも…」と心配になってきた人もいるのではないでしょうか。
また、ハネムーンや引っ越し、家具家電の購入などの大きな出費が控えているので、結婚式はできるだけ費用を抑えたい、とお考えの方もいると思います。
ここからは、結婚式の費用を抑えるためのコツを紹介していきます。
オフシーズンや仏滅を狙う
結婚式の費用を抑えるコツの1つは、
結婚式の日程をオフシーズンや仏滅にすることです。
日本で挙式件数の少ない月は、1月・2月・7月・8月。
これらの月は、結婚式のオフシーズンと言えます。
このオフシーズンや、日柄が良くないと言われる仏滅は、
多くの会場がお得なプランを用意していることが多いです。
大安や人気のシーズンに挙げる場合と、仏滅やオフシーズンに挙げる場合とでは、
費用総額が50万円~100万円ほど変わってくることもあります。
その為大きく節約したいなら、仏滅やオフシーズンを狙いましょう!
真夏に結婚式を挙げることにちょっと抵抗がある…という人は、
こちらの記事も読んでみてください。
ゲストの本音と真夏ウェディング成功の秘訣
紹介サイトやブライダルデスクから見学予約
気になる式場を見学したい時や、ブライダルフェアに参加したい時、
どうやって見学予約をとりますか?
式場に直接電話して予約したり、ホームページから予約するのがスタンダードのように思えますが、
実は、式場紹介サイトを通して見学予約をすると、見積もりから特別割引をしてもらえることがあるんです。
例えば、こちらのハナユメというサイトから式場見学予約をすると、
会場成約時に『ハナユメ割』が適用され、
100万円以上おトクになることも!
※ハナユメから式場見学を予約し成約いただくことが条件です。
※式場、日時、人数によっては、割引額が100万円より下回る場合もあります。
また、ブライダルデスクで相談するのもオススメ。
専門の知識を持ったスタッフさんが、お2人に合った式場を紹介してくれ、
紹介された式場では、見積もりから特別割引を受けることができます。
また式場見学後、見積もりのチェックやアドバイスをしてくれることも。
初期見積もりから最終見積もりまで、どの項目がどれくらい変わるのか心配な方は、
是非相談してみてはいかがでしょうか。
申込前に交渉
費用を抑える方法の一つに、会場への交渉がありますが、
交渉を成功させるポイントは、契約前に交渉すること。
会場に申込をしてしまった後での値引き交渉は、非常に難しいです。
なぜなら、お互い規約内容や見積もりの内容に同意して契約を結んだはずだから。
契約後に値引きの交渉をしても、受け入れてもらえないことがほとんどでしょう。
ですから、費用についての交渉は、必ず契約前に!
その際、
「予算より●万円オーバーしているから今すぐには決めきれない。」
「会場自体はとても気に入っていて、本当はここで挙げたい。」
「予算の問題だけクリアできれば今すぐ申込できる。」
というように、
お二人の予算と、いくら値引きすれば契約できるのかを上手に伝えるのがポイント。
交渉することに苦手意識を感じる方は、
値切るような気持ちではなく、予算についての相談をするような気持ちで、会場の担当者さんにお話してみましょう。
持ち込みや手作りで節約
招待状や席次表、ブーケ、プロフィールムービーなど、挙式や披露宴には色々なアイテムが必要になってきます。
これらのアイテムを、会場を通さずに自分たちで手配(=持ち込み)したり、手作りすれば、手数料がかからない分、会場を通すよりも安い費用で準備できることが多いです。
しかし、会場やアイテムによっては、持ち込み料がかかったり、持ち込み自体を禁止している会場もありますので、予め会場に確認をしておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
まとめると、
結婚式を挙げるカップルの多くが50名~70名規模の結婚式を挙げている。
60名の結婚式費用相場は360万円。
60名結婚式のご祝儀相場は180万円。
家族や親族からの援助も考えると、自己負担額0円で挙げれられる場合もある。
支払いのタイミングや支払い方法によっては、手元に資金を準備しておく必要があるので注意!
という内容でした。
具体的な金額は会場や内容によっても変わってきます。
あくまで目安として、お二人の結婚式の資金計画を立ててみてくださいね。