そもそも結婚式の意義とは?
『披露宴』は、結婚した二人を披露するため、親戚や友人知人を招いて行う宴の席です。
最近では、披露宴を『お世話になった方々へ感謝の気持ちを伝える場』と考え、
おもてなしを重要視するカップルが増えています。
結婚式をする理由・しない理由
近年では、結婚するカップルの2組に1組が『ナシ婚』を選択していると言われています。
では、どのような理由で結婚式をする、しないの選択をしているのでしょうか。
結婚式をする理由
挙式は、永遠の愛を神に誓う儀式、
披露宴は、それを皆に披露するためのもの
と紹介しましたが、
実際には、もっと別の理由や目的があって結婚式をする人が多いはずです。
実際に挙式・披露宴を行ったカップルが、結婚式をすることにした理由をまとめてみました。
一生に一度の晴れ舞台だから
『結婚式は一生に一度の晴れ舞台』といわれるように、
結婚式は、自分が主役だと実感できる唯一の日です。
一生のうちで自分が主役になれるのは3回、と聞いたことがありませんか?
1回目は生まれてきた時、2回目は結婚式、3回目はお葬式です。
この3回の中で、自分が主役であると実感できるのは結婚式だけですよね。
結婚式を挙げた方の多くが、とっても幸せな時間だったと言います。
私がプランナーをしていた時も、終わった後に『もう一度やりたい!』とおっしゃる新郎新婦様がたくさんいました。
それぐらい幸せを実感できる日なんです。
つまり、結婚式は『人生で一番自分が輝く日』『最高に幸せな一日』です。
もし結婚式をしない選択をしたら、自分と自分の大好きな相手に、この日が訪れないことになります。
ケジメをつける為
結婚することで、生活習慣やライフスタイルは大きく変わりますよね。
新しい人生がスタートするわけですから、今までの生活との区切りとして結婚式を考える人も多いです。
結婚式は『これから二人で人生を歩んでいく』という決意表明のひとつで、
結婚式をすることで、恋人同士から夫婦への気持ちの区切りをつけやすいと考えられます。
親孝行になるから
親のために結婚式をする、というカップルも少なくありません。
自分たちは結婚式をやらなくてもいいと思っているが、親がやれと言うのでやる、というカップルもいます。
しかし、きっかけは親でも、準備を進めていくにつれて段々と楽しみになってきて、
結婚式が終わった後には『やってよかった!』と思う人が多いようです。
多くの人に一度に結婚報告ができる
たくさんの人に一度に結婚報告とパートナーのお披露目ができるというのも、
結婚式の大きなメリットの一つです。
結婚式をしない場合、個別で結婚報告をすることになるわけですが、メールやLINEでOKと軽く考えていませんか?
結婚式に招待する前提で、事前にLINEで伝えるということであれば構いませんが、
結婚式に招待する予定も直接会う予定もなく、メールやLINEだけで報告を済ませてしまう、というのは、あまりよろしくありません。
相手にしてみれば、大切に思っていた人から軽く扱われたように感じるかもしれません。
親しい友人や近い親戚の方々には、できる限り直接会って報告するべきです。
しかしそうすると、個別にアポイントを取って報告することになり、大変な手間と時間がかかります。
また、結婚式をしない場合でも、ご祝儀やお祝いの品はいただくことがあります。
すると、お返しをする必要があるので、内祝いを手配してまた連絡して渡したり、郵送したりしなければいけません。これが非常に大変です。
披露宴をすれば、ほとんどの方が当日にご祝儀を持ってきてくださり、その場でのおもてなしや引出物でお返しが済みます。
結婚式は準備が大変というイメージがありますが、結婚報告や内祝いの面では、結婚式をしない場合のほうが大変かもしれませんね。
結婚式をしない理由
では、結婚式をしないカップルはどのような意見なのでしょうか。
具体的な理由を見ていきましょう。
お金がかかる
たくさんの人が、『結婚式=お金がかかる』というイメージを持っているでしょう。
貯金がないので結婚式をしないという人もいれば、
貯金はあるが、ハネムーンや新生活準備のためにお金を使いたい、という人もいます。
また、そもそも高い費用をかけて結婚式を挙げる意義が見いだせない、という人もいるようです。
準備が大変、面倒
予算を考えたり、ゲストや引出物を選んだり…と結婚式の準備は大変だと思われがちです。
その為、準備が大変そう、面倒、仕事が忙しくて時間が割けない、という理由から
ナシ婚を選択するカップルもいます。
ゲストに負担をかけたくない
ゲストとして結婚式に招待されると、着ていく服を用意したり、女性であればヘアセットの予約をすることもあるでしょう。
そういった準備や、ご祝儀がゲストの負担になると考えてゲストに配慮した結果、結婚式をやらないという結論に至ることもあるようです。
注目を浴びたくない
『人前にでるのが苦手』『注目を浴びたくない』という理由から、結婚式を迷う方もいます。
目立つことが苦手な人にとっては、自分たちが主役の結婚式で大勢のゲストから注目を受けることは、ちょっと想像しただけでもいたたまれない気持ちになってしまいますよね。
人前が苦手ではなくても、誓いのキスや手紙の朗読など、結婚式の定番演出が苦手でやりたくないから結婚式をやらない、という人もいるようです。
授かり婚、再婚だから
授かり婚なので、身体に負担をかけたくない。
挙げられる時期が限られるのでやりたくない。
再婚だからやらなくてもよい、という人も多いようです。
結婚式をした人・しなかった人の感想
結婚式をした感想
一生の思い出になる
- あれだけの家族や友人に集まってもらい祝ってもらい、感謝を伝える場所はないと思います。一生の思い出になりました。
- とっても楽しい夢のような時間を過ごせた。
- 人生の中でベスト3には入るくらい幸せな時間だった。
- 自分が主役で輝いていられる一生に一度の日だったから。
- 思い出になるからです。子供に写真を見せたら、とても喜んだし「ママ、キレイ!素敵」と言われたのが嬉しかった。
親や家族が喜んでくれた
- もともとはやらない予定だったが、おじいちゃんの体調が悪くなってきたので、生きてるうちに結婚式をすることになった。とても喜んでいるおじいちゃんの姿を見ることができてよかった。
- とにかく家族がすごく喜んでくれたのと友人が楽しんでくれたのを見て、挙げてよかったと思った。
結婚前にお互いの価値観が分かってよかった
- 準備中は多少喧嘩したけどお互いの性格をより知ることができた。
- 準備段階でダンナさんの行動を見て、付き合っていた頃にはわからなかった性格が改めてわかったので、いい意味でよかった。
- 2人でさまざまなことを決めていく過程で、お互いの好みや価値観、交友関係等を知ることができ、より理解を深めることができました。
- 結婚式は面倒でお金がかかるものだと思っていたが、結婚以降、面倒でも夫婦で相談しなければならないことがたくさん出てくるので、いい経験となった。
お世話になった人たちへ、きちんと挨拶ができた
- 両親や友人、これまでの自分たちを語るうえで欠かせない人たちに、心から感謝の気持ちを伝えられたから。
- 振り返ってみると、両親や友人に、普段なかなか伝えることのできない感謝の気持ちや想いを伝えることができたことに、最も意義があったように思います。
結婚式をしなかった感想
では、結婚式をしなかったカップルはどのように思っているのでしょう?
いい感想と悪い感想それぞれ次のようなものがあります。
・新婚旅行を豪華なものにできた
・挙式費用をこれからの生活費に当てることができた
・見世物の気分を味わわなくて済んだ
・費用を貯蓄に回せた
・友人関係を壊さずに済んだ
・結婚した記念のものが何もない
・同棲の延長でけじめがつかない
・親戚や友人に「やっておけばよかったのに」といつまでも言われる
結婚式をしないと後悔する!?その理由とは
とても後悔している 6.4%
少し後悔している 29.3%
全く後悔していない 60.1%
その他 4.3%
結婚式をしなかったことで、どのような後悔をしているのでしょうか?
詳しく見ていきます。
結婚報告が大変だった
結婚式をしない場合は、親戚や知人友人に個別で結婚報告をする必要があります。
できる限り直接会って報告した方がいいのですが、個別にアポイントを取って出向くと、結構な時間と手間がかかります。
また、結婚式をしなくてもご祝儀やお祝いの品はいただくことがあります。
そうすると、お返しをする必要があるので、内祝いを手配してまた連絡して渡したり、郵送したりしなければいけません。
この結婚報告と内祝いが、思っていた以上に大変だった!という人が多いようです。
結婚した実感がわかない
『結婚式をしなかったから、夫婦になった実感がわかない』とか、
『同棲生活の延長気分が抜けない』という声もよく聞きます。
結婚式をしないカップルは離婚率が高いと言われるのは、この気持ちの区切りがつきにくいからかもしれません。
親に晴れ姿を見せてあげればよかった
結婚式をしないことは自分たちで決めたけれど、後々になって何かがきっかけで『花嫁姿を見せてあげればよかった』と思う場面がでてくることもあるでしょう。
後になって親御さんから『本当は結婚式をやってほしかった』という本音を聞いて後悔する、ということもあるようです。
大切に育ててきた子どもたちの人生の節目を見届けたい、皆に祝福されて人生の中で最高に輝く晴れ姿を見たい、と思う親御さんは多いでしょう。
子どもが生まれた時から、お宮参りや初節句、七五三など子どものために数々のセレモニーを行ってきた親御さんが、結婚式という人生最大のセレモニーまでしっかり行って送り出したい、という気持ちになるのは自然なことだと思います。
よく、『自分たちの結婚式なので親は関係ない』とか、
『お金も出さないのに口出ししないでほしい』という意見を耳にすることもありますが、
後悔しないためには、ここまでしっかり育て上げてくれた親御さんともしっかり話し合った方がよいでしょう。
結婚式を迷っている人へ解決策を提案
この記事を読んでいる人の多くは、おそらく結婚式をするかどうか迷っている人や、
自分は結婚式をやりたいけれど、パートナーや親と意見が合わなくて悩んでいる人でしょう。
ここからは、結婚式をやらない理由ごとに、解決策や説得方法を提案していきます。
費用面が心配な人には
『今は貯金がない』『結婚式にかけるお金を、新生活の準備費用やハネムーンにあてたい』など、結婚式をあきらめる理由が費用面の問題だけなら、
格安プランや少人数結婚式、フォトウェディングなど、解決策はたくさんあります。
◆格安プラン
高額と思われがちな結婚式ですが、挙式の時期や申込のタイミングによってはとってもお得なプランもあるんです。
格安プランや自己資金0円プランなど、条件によっては100万円以上安くなることもあります!
どの会場にどんな格安プランがあるのか知りたい!
自分たちの予算に合った会場だけ見学したい!
という方は、まずはウェディングデスクで相談してみることをお勧めします。
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◆少人数結婚式
招待するゲストの人数が少人数になれば、結婚式の費用も安くなります。
一般的には、30名以下の結婚式を少人数結婚式と呼びます。
新郎新婦それぞれゲストを15名ずつ呼ぶと考えると、家族と本当に親しい友人や近い親族を数名だけ招待することなり、大切な人たちだけで行う特別な結婚式になります。
また、それぞれの家族だけで10名ほどの食事会というスタイルもあります。
少人数結婚式については、こちらの記事で具体的な費用など詳しく紹介しています。
◆挙式のみ
披露宴をしないで、挙式のみ行うという方法もあります。
お料理や演出など、ゲストのおもてなしにかかる費用を大きくカットできて、低コストで結婚の記念を残せます。
お二人の晴れ姿を見ることができるので、親御さんにも満足してもらえるでしょう。
◆フォトウェディング
挙式や披露宴は行わないけれど、結婚の区切りや記念として何か残したい、という方には、フォトウェディングもおすすめです。
ドレスや和装姿のお二人を写真に収めれば、一生の記念になる写真になるでしょう。
国内リゾートや海外リゾート地で撮影すれば、ハネムーンも兼ねてブライダルフォトを残すことができます。
準備が大変そう…と心配な人には
『結婚式=準備が大変』と思っている人も多いでしょう。
『仕事が忙しくて準備や打ち合わせの時間が作れない』とか
『準備に使う時間を、趣味やほかのことに使いたい』という意見もよく聞きます。
しかし、結婚式や披露宴をしない場合は、個別で結婚の報告をしたり、お祝い返しを用意する必要があります。
披露宴や披露パーティは、多くの人へ結婚の報告を一度に済ませることができ、お祝い返しも引出物としてその場で渡せるので、その点では披露宴をした方が楽とも考えられます。
また、準備に時間や手間がかかることが問題なら、
準備が簡単で済む少人数結婚式やフォトウェディングがおすすめです。
◆少人数結婚式
少人数結婚式は、準備が比較的楽です。
ゲスト人数が少なくなると、用意するアイテムの数も少なくなりますし、
演出も控えめにする場合が多いので、打ち合わせの回数も少なくて済むからです。
◆フォトウェディング
挙式や披露宴の準備や打ち合わせは一切不要です。
衣裳選びなど、打ち合わせはありますが、せいぜい1~2回程度でしょう。
ゲストに負担をかけたくない…と思っている人には
『招待するゲストに、ご祝儀などで金銭的負担をかけたくない!』と思う人もいるでしょう。
しかし、自分が結婚式に参列した時のことを思い出してください。
確かに負担もあったかもしれませんが、大切な人の結婚を祝福する気持ちも大きかったのではないでしょうか。
負担に思うよりも、結婚式に招待してもらえて嬉しい、お祝いできる場があってよかった、と考える人も結構いますよ。
また、1.5次会とも呼ばれる会費制ウェディングパーティというスタイルもあります。
会費の相場は1万円~1万5千円ほどなので、ゲストにもご祝儀ほど負担にはなりませんし、
カジュアルな雰囲気でアットホームな披露パーティができますよ。
注目を浴びたくないという人には
『人前にでるのが苦手』『注目を浴びたくない』という人や、
『音楽に合わせて登場するのが恥ずかしい』『誓いのキスをしたくない』という方は、
一度ゲストハウスやレストランウェディングのプランナーに相談してみてください。
新郎新婦が注目を浴びっぱなしの定番の結婚式スタイルではなく、
リラックスしてゲストと食事や会話の時間を楽しむ、ホームパーティのような結婚式など、お二人の気持ちに寄り添った提案をしてくれるはずです。
また、注目を浴びない結婚式としては、少人数結婚式やフォトウェディング、二人だけのリゾート婚という方法もあります。
◆少人数結婚式
ゲスト30名以下の少人数結婚式では、家族や本当に親しい友人だけが参列するので、
人前に出るのが苦手、という方にもおすすめです。
最初は緊張するかもしれませんが、気心の知れた人たちばかりなのですぐにリラックスできるでしょう!
◆フォトウェディング
フォトウェディングは、お二人と撮影・メイクスタッフだけで行うことができるので、多くの人の前に出ることもありません。
たくさんの人の前で注目を浴びたくない、でも何か形に残したい、という方はフォトウェディングを検討してみては?
◆二人だけの結婚式
友人も家族も呼ばず、二人だけで結婚式を挙げるという方法もあります。
二人だけの結婚式プランを用意している会場もありますが、
ハネムーンを兼ねて、海外リゾートや国内リゾート地で挙式を挙げる、という方法もあります。
ゲストがいないので注目もされませんし、リゾート地なので最高のロケーションで写真も残せるでしょう。
授かり婚だから…という人には
『授かり婚なので結婚式をしている余裕がない』『妊娠中の結婚式は準備も当日も不安…』というあなた!
今はマタニティウェディングという言葉があるくらい、多くの人が妊娠中に結婚式を挙げているんです。
マタニティウェディングに慣れている会場も多く、打ち合わせをメールや電話で済ませるなど、妊婦さんの体に負担をかけずに準備を進めることができます。
また、子どもが生まれてから一緒に結婚式をする、ファミリーウェディング、パパママ婚もあります。
子どもが0歳~2歳くらいの間であれば、子どものお披露目会という要素もあり、とっても和やかな雰囲気になりますよ。
結婚式の必要性を感じない人には
『何のために結婚式をするのかわからない』『結婚式の必要性を感じない』
『でも何かしらけじめをつけたい!』『結婚の証として何か残したい』とお考えの人にピッタリなのはフォトウェディングです。
二人の思い出の場所や素敵なロケーションで、ドレスやタキシード、和装姿で撮影すれば結婚した実感も沸きますし、写真も残るのでおすすめですよ。